スタッフインタビュー
Interview

より良い商品をつくるために必要なのは、
スタッフが楽しく働ける環境を整えること。

中本 史雄
PROFILE
工場事業部 課長
中本 史雄
前職では、液晶の製造を行う機械メーカーに勤務していた。コープベーカリーに入社後、和菓子と洋菓子の双方を製造する和菓子部門に配属となり、主に洋菓子の製造・開発に携わる。現在は、マネジャーとして部門全体を取り仕切っている。
食べ物を作る仕事をしてみたいという想いが、入社のきっかけでした。
以前は機械メーカーで働いていたのですが、食べ物を作る仕事をしてみたいという想いに駆られて転職することに。コープベーカリーを選んだのは、以前から名前を知っており、安心感があったからです。契約社員として入社した当初は、しばらく働いたらまた別の機械メーカーに移ろうかとも考えていました。しかし、仕事に慣れてくるにつれて、お菓子作りにおもしろさを感じるようになり、正社員登用試験を受験。無事合格したこともあり、腰を落ち着けることにしました。和菓子部門のマネジャーを担当し、現在は課長として工場事業を取りまとめています。
未経験の方も安心して仕事に慣れていくことができる環境です。
新しく入社した方には、まずラインに流れてくる商品を詰め替えるといった、簡単な作業から覚えてもらっています。決められた手順通りに行う業務がほとんどですし、わかりやすいマニュアルもあるので、すぐに慣れることができると思います。また、生地の仕込みのような難易度の高い作業の場合は、習熟度に応じて、急かすことなく、しっかりと時間をかけて教えていくようにしています。
フラットな関係性を維持するために、言葉づかいに気配りを。
和菓子部門には40名ほどのスタッフが在籍しており、それぞれの持ち場で作業に従事しています。私自身は「なんでも屋」というスタンスで、作業の補助をしたり、機械の修繕の手配をしたりというように、マネジメント業務と並行して、その場、その場で求められる業務にあたっています。年齢層も勤続年数もさまざまなスタッフをまとめていくために意識しているのは、フラットな関係性を維持すること。ベテランも若手も同じように大切に思っているということを伝えるために、皆に対して敬語で接するようにしています。マネジャーという立場にある私が率先して丁寧な言葉を使うことによって、スタッフ同士がいっそう互いを尊重しあいながら働けるような環境にしていきたいと考えています。
指導する側も、日々成長しています。
若手のスタッフが仕事を覚えやすいようにと皆が気配りをしていることも、和菓子部門の魅力のひとつです。たとえば、生地の仕込みのマニュアルは、私が入社した10年ほど前までは、いくつもの冊子に分かれていて扱いにくかったのですが、現在では作業に慣れたスタッフたちの手で1冊にまとめられ、非常にわかりやすいものになりました。材料の配合なども、マニュアルに記載してある通りに入れていけばよいので、以前よりずっと仕事が進めやすくなったと思います。こういったマニュアルなどをうまく利用して、基本を忠実に守った仕事をしてもらいたいと思っています。
現場の声に耳を傾けてくれる風土が、働く楽しさにつながっています。
新商品の開発も和菓子部門の重要な業務のひとつ。多い年には10点近くを発売します。数年前に開発した豆乳入りころころドーナツは、長年一番人気だったみたらし団子を超える大ヒット商品となりました。新商品開発の際、コープベーカリーが重視しているのは、スタッフの意見を幅広く取り入れること。一例としては、商品開発コンテストを開催してアイデアを募り、優秀商品を商品化するといった取り組みを行っています。この例に限らず、スタッフ一人ひとりの声にきちんと耳を傾けてくれるのが、コープベーカリーという会社です。私自身もチャレンジした、年に一度の正社員登用試験など、キャリアアップを目指す人への道も開かれていますし、やる気がある人はどんどん活躍の場を広げていくことができると思います。